「三菱の庭球」の中で歴史に関する記述は、主として10,30,50周年の記念誌をもとに再編集をしたものです。
HPを制作する過程でこれら記念誌およびテニス関係の著書で三菱テニスプレィヤーに関して、未来の仲間に残すべきと思う貴重な文献に接しました。今後お宝的な文献が発掘される可能性もあるでしょうし、また将来的には新たなレガシー的名文が生まれていくことでもありましょう。そこで、「三菱テニスプレィヤーに係る著作選」というページを新たに設け、ご紹介していきたいと思います。
皇太子殿下テニス日記(石井小一郎著『テニスと私』より)
石井小一郎氏(M36年生れ)は、慶応大学在学中に関東学生選手権優勝、全日本単2位の成績を残されました。S3年三菱地所に入社。戦前の第14回のHI盃で優勝、戦後のHI盃復活にもご尽力され、復活30周年記念大会では功労者として表彰されました。
同氏は、S55年に『テニスと私』というご自身のテニス人生を記した本を自費出版されました。その著作の中に、当時13歳であられた皇太子殿下(現、平成天皇)のテニスコーチを務められた際の日記が掲載されています。今回はこの日記の一部をご紹介いたしますが、HP掲載にあたっては、石井氏のご親族からご了解をいただき、陛下にかかわる記述の公表についてはテニス界の有識者のご意見をいただきました。
陛下の若かりし頃のテニスへの取り組みのご様子が生き生きと伝わってくる大変貴重な記録です。三菱の名プレィヤーも登場します。ぜひご一読ください。
優勝者の弁(三菱庭球の歩み、HI盃復活10周年誌より)
復活10周年誌に復活前からの優勝者を含めて歴代優勝者の寄稿があります。デビスカップ、全日本等でご活躍され、三菱テニスの創生に貢献された諸先輩がHI盃への強い想いを語っておられます。